【学級担任に大切な姿勢とは?】現小学校教員に聞いた!「1日の流れ〜今すべき準備」

小学校

「4月からいきなり学級担任になったらどうしよう。」そんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?

学級担任として大切なことは、どんなこと?どんな流れで1日が過ぎてゆくの?今からどんな準備をすればよいの?

今回は、小学校教員6年目のO先生にお話を伺いました!

※本記事は2021年2月2日に行われた教員0年目サークルzoom会の内容を基にしています。

学級担任として大切にしている基本姿勢 4つ

(1)子どもは先生をよく見ているということを常に意識して行動する。

子どもたちは先生の言葉遣いや行動,表情をみている(喜怒哀楽)。

だからこそ…

★子どもにしてほしい行動をまずは自分(教師)がすることが大切。

★常に子どもに見られている意識をもって行動する。

*教師の言動が子どもから保護者に伝わり,良くない印象を与えることもある。

(2)子どもと子ども,教師と子どもがどのようにして繋がるか常に考える。

O先生・・・「得意=運動,苦手=絵を描くこと」と子どもたちに伝えていた。

遊びの中でのつながり

初任のころは外でよく遊んでいた。

→中遊びが好きな子どもと関われていないことに気付く

◎事前に〇曜日は,外もしくは中で遊ぶことを子どもに伝えておく

・絵を描くことがすきな子どもにどうかかわるか考えた。

流行を通したつながり

★子どもたちの中で流行しているものに敏感になる!

流行を把握しておくことで… 

 ・その話を基にして教師から子どもに話を振ることができる

 ・子どもも反応しやすく自然な関わりができる

 ・きっかけづくり

 ・消極的な子どももくいつく 

 ・スタンプ選びの参考になる

最近のこどもたちの流行

→スプラトゥーン/進撃の巨人/呪術廻戦/BTS/鬼滅の刃(個人差あり)/YouTuber/ストロベリープリンス(高学年女子)など

子どもウケが良いスタンプ→ジブリ,ミニオン

(3)「平等」と「公平」を意識して子どもと関わる。

(左)平等 = それぞれに同じサポートをする。

(右)公平 = 目的のために人それぞれのサポートをする。

例)①宿題 一瞬で終わってしまう子ども⇄時間がかかる子ども

  ②字 適当に書いてもきれいな字⇄周りから見たら汚いが,その子にとってはとてもきれいに書いたもの

1人ひとり一生懸命に書いている度合が違うので,“きれい”と言わずに“丁寧だね”という言葉を使うようにしている。

◎それぞれのスタートラインが一緒ではないからこそ,教師が“公平”意識を持つ。
◎どちらも大切だが,先生をする上でこの違いを知り,意識しておくことは大切。

(4)子どもたちと!先生のクラス

 理想:先生がいなくても大丈夫,いなくてもお互いで支え合えるクラス

  必死に授業をすることも大切だが…

◎楽しそうに,何かに一生懸命な姿をみせることが大事!

子どもが「これは楽しいんだ!」と思える。

      ↓

子どもの姿に影響を与える。



小学校・担任の1日(O先生の場合)

時間内容詳細
7:00出勤
one note」で連絡事項確認
one noteとは?→Windowsのソフト。職員室のPCで全体共有できる掲示板的なもの。早く教室に上がれるのでとても便利!
7:50門が開く(子どもたちが登校)登校後…①連絡帳は朝に書かせる。②宿題提出③宿題忘れがなければ朝休み
8:30勤務開始月・水は職員朝礼→朝に子どもたちだけにするのはリスキーなので,終礼の方がいいかも。
8:35朝の会①健康観察②委員会の連絡③係からの連絡・予定の確認や呼びかけ,宣伝等④先生の話 ・一日の流れを伝え,全体で確認 ・ホワイトボードに一日の流れを書き,黒板左上に掲示
8:501時間目 
 2時間目 
10:25中休み過ごし方…丸つけ教室にいる子どもとのおしゃべり
10:403時間目 
 4時間目 
12:15給食給食を取りに行く→配膳→いただきます→片付け
・班にできず一人で黙食する姿は心苦しいが時間内に食べ終わり,掃除に遅れないというメリットもあった!
13:05掃除★子どもと一緒に掃除する!子どもの頃に感じたこと…“掃除しなさい”というのに先生がしてない。だからこそ… 先生と子どもは立場もやることもちがうが,先生が一生懸命に掃除している姿を見せることを大切に。 ▶チャット ・掃除を一緒にやるのは中高生でも効果的!
13:20昼休み・高学年担任だったので委員会への顔出しも
・よく外で遊んでいる
13:505時間目 
 6時間目 
15:40全員下校・居残り不可→通学路で保護者の方が見守っている時間に合わせると,安全確保できるから。★クラスで決まりの挨拶をする!→最後は楽しく帰宅できるように。『日直:明日も元気で!全員:さようなら!』
金曜日に“明日も”と言ったら全員で『何でやねん!』とツッコミ(笑)
子ども下校後・軽い掃除 ・机やいすを印に合わせて整理
綺麗な環境を保つことで,学級の”荒れ”を防ぐ。 
放課後・学年の先生との打ち合わせ ・職員会議 ・授業準備 ・先生たちと理科の予備実験 ・校務分掌の仕事をこなす 
17:00定時この時間で帰れることは,ほぼない!
18:30帰宅・今は大体18:00~19:30に帰宅。
・忙しい時は20:30に帰宅する時もあった。

教員になるみなさんにオススメの準備 4つ

(1)字の練習

方法:本を買って練習→

教師のためのきれいな字を書く一週間レッスン/冨澤敏彦 著 

(2)教育書を読む

実際に読んでいるもの 

まずはこちら!

選ぶときは大体、表紙で惹かれたものを買っていました。

2冊目はこちら!

分かりやすいイラスト付きでとても読み易いです!

3冊目はこちら!

あべまる

「運動嫌いの子」だけではなく、苦手な子や色々な子が、運動を楽しめるような、そんな体育っていいですね!

4冊目はこちら!

運動が苦手な子どもでも楽しめるような方法がたくさん!

(3)自己紹介を考えておく

印象に残るものや、子どもたちが親しみやすく,覚えやすいものがオススメ!◎

(4)今のうちに遊ぼう!(たくさんの経験をしておこう!)

・子どもは,先生のプライベートの話や学生時代の経験等にとても興味を持っている!

・授業前などちょっとした時間に話すネタにもなる。


Q&A

Q1.板書の練習は,具体的にどのようなことをしますか?

・ひらがな五十音をきれいに書く練習 

・まっすぐ書く練習 

★文字の大きさが肝!

Q2.新学期に生徒や保護者にどのような話をしますか?

◆子どもたちに対して…

     ・先生がどのようなクラスにしたいと考えているか

     ・3つのことをなくしたいと思っていること

      →自分や相手を大切にしていないこと,嘘をつくことなど

◆保護者に対して…

 ・子どもたちに話した内容を「子どもたちに~いう事を伝えました」と伝える

 ・“保護者は味方”という意識をもって,正直に想いを伝える

 →「本当に分からないことばかりなので,手助けをお願いします」の様な内容

Q3.ピアノは弾けたほうがいいか?

 ・バイエルは弾けるようにしたけど…

 ・弾けなくてもいいと思っている。

    ・伴奏をしていると子どもたちの声が聞けない時がある

    ・伴奏をするとピアノから離れられない

    ・CDで流して机間巡視で子どもたちの姿を評価したほうがいいと思う

Q4.水泳は泳げないと教えられないか?

 ・教採の実技でクロールがあったので練習はしていたが、教えるときには別の技術も必要。

 ・本を読んで勉強しておく!

Q5.日々の授業準備はいつしていた?

 ・放課後職員室に下りず,教室にこもってやっていた。

 ・1年目の頃は,土曜日に学校に来てしていた。

★初任の頃は,指導書通りに授業をし,慣れてきたら徐々にアレンジをしていくのでも大丈夫!

Q6.授業準備なしで授業できる自信がない。準備できなかった時どうしている?

 ・その授業は進めない。

 ・別の内容や単元に代えてから行う。

(例)漢字クイズ/漢字ドリル/新出漢字で爆弾ゲーム/音読

   空書き大会/音読テスト/いつどこで誰が何をしたゲーム/陣取りゲーム


まとめ

今回は、小学校の担任として大切な基本姿勢や1日の流れについてお話を伺いました。子どもたちは担任をよく見ています。その自覚が大事だな、と改めて感じました。

また、時間がない学校現場の現状はどの都道府県でも、ある程度共通するのだということも分かりました。忙しい毎日の中で、どのようにして”子どものための”時間をとっていけるか、それが大事ですね。

さきぴ

今回もとっても勉強になりました。O先生とは、「まだまだ伝えたいことがあるよね!」と共感し、盛り上がりました。これからも私たち経験者から伝えられること、どんどんアップしていきます!