教員志望の方におすすめしたいこと

教員志望の方へ

前編では、実際に大学生はどのような流れで先生になったのか、そして教員になる前に学びたかったことをお伝えしました。

それを踏まえて、これからどのような行動が必要なのか、何を学ぶのか、情報が溢れているからこそ不安に思うこともあるのではないでしょうか。

※この記事は、教員0年目サークルで行われたプロローグzoom会を基にしています。

本記事は本サイトの管理人である篠田個人の経験に基づいていますが、多数の先生から共感いただけたものとして、一つの参考になると思います!

今すぐやってほしいこと

  • 学生のうちにやっておいた方がいいことというと、よく「遊んでおいたほうが良いよ」という人生経験としてのことがよく取り上げられます。
  • 今回は、そちらよりも教員になる準備としてのことについてお伝えします。

とにかく教育書を読んでみてほしい!!


本当にたくさん出ています。


おすすめの教育書

まずはこれ!

『「気になる子」のいるクラスがまとまる方法!』

著者 赤坂真二



2つ目はこちら!

教師と子どもの関係性をつくるときには、縦糸と横糸、2つの方向性があるということと、それぞれの築き方が具体的に書いてあります。

最後にご紹介するのはこちら!

このシリーズは①~③まであります。

  • この①は、子どもに対する時の教師の基本姿勢・子どもの見取り方など、かなり重要な根本のことが書いてあります。
  • 前の本とあわせて読んでいただくと、より広く深く学級運営についてのイメージがもてると思います。

  • 学校にスーツを置いていました。
  • 靴はすぐダメになります。
  • ファイルについて。作ったワークシートや罫線プリントなどはファイリングしてそのままコピーできるようにしていました。
  • 教材研究は、方眼タイプのノートを教科ごとに作っていました。
チャットより
  • 靴かなり買う。すぐはけるやつが良い!!
  • 最初スーツで徐々に私服に変えていった方も。
  • 防災面から考えて、地面がガラスだらけでも歩けるようにスリッパではなくて紐付きの靴が良いという方も。
  • 東京は給食費がゆうちょで引き落としされたので、口座を作っておくのがおすすめです。
  • 穴あけパンチは買っておいた方がいいです!職員室や事務室にもありますが、それを取りに行くのがもったいないです!

知っておいてほしい実践


ぜひ全て知っておいていただきたいです。これらを知った上で自分はどのような方法をとるかを考えていただきたいです。

  • これらの実践を知ることで、方法だけでなくその背景にある教育観を知れることが、とても価値のあることだと思っています。
  • 私(篠田)は、すべて実践してみて、クラスの学びに向かう姿勢や、全体の雰囲気が大きく変わることを実感してきました。

できたらやってほしいこと

  • 指導要領の何が変わったのか。日本はどんな教育を目指しているのか。バシッと説明できる先生になっていただきたいです。
  • すでに学んでいるとは思いますが、ぜひもう一度!
  • 解説がおすすめです!
  • 総則編から読むのがおすすめ!(その次は特別活動をぜひ)

文科省の人たちって本当に先を見通していて本当にすごい……


Q&A

Q1:コンテンツベースからコンピテンシーベースへの移行というのは、どういう意味ですか?

簡単にいうと「知識」の習得から「知識を使う力」を養おう、といったイメージです。指導要領解説を読まれることをおすすめします。


Q2:話を聞くルールとは具体的にどのようなことですか?

色々やりましたが、例えば全員話を聞く状況になるまで話さないということをやっていました。

チャットより➡話をしている生徒がいたり、後ろを向いている生徒がいたら、私は話すのを止めていました。


Q3:冒頭で「明日の6時間何したらいいの?」となっていたとのことでしたが、時間割等は決まっていなかったのですか?

最初は決まっていませんでした。全校の色々な調整の後、特別教室を使わない教科や、教員の出入りがない教科については担任が決めます。


Q4:来年度、東京に勤めることになった者です。初任者ということで「職員室での電話は即出ろ。」という教えをTwitterで見ました。ぶっちゃけ、どのような電話対応ならよいのでしょうか?

○○小学校の○○です。といって名前まで伝えるようにしていました。

いない場合は、「今席を外しているので、戻ったらおかけするよう伝えます。」や「なにか伝えましょうか?」などと言うようにしていました。


Q5:オススメの手帳があれば教えていただきたいです。

私は手帳を使いませんでした。自分でカレンダー兼手帳みたいなの作っていました。1つのファイルにまとめていました。避難訓練・集会・身体測定の要項など、必ず見返しが必要なもの一緒に。どこいくにもこれ一冊!というものにしていました。

チャットより➡自分も使いやすいのをExcelで作っている方や、スクールプランニングノートを使用している方も。


Q6:アイスブレイクはどのタイミングでやりましたか?

色んなタイミングでやりました。最初は友だちビンゴとかをやりました。あと友達クイズという、ヒントからどの友達のことかを当てるクイズは大盛り上がりで、スキマ時間によく行っていました。


Q7:さきさんや他の先生方は、わからないことが出てきた時にどの先生に尋ねていましたか?

基本は学年主任の先生に聞いていました!


Q8:勉強のやる気がない児童に対してはどのように対応していますか?

ノート開け!とかではなく、「大丈夫?何かあった?」と心配ベースで声をかけると、手を動かし始めることが多かったです。色々な事情で集中が続かない子はいます。


Q9:授業準備や教材研究はいつ時間を見つけてされていましたか?

職員室に返ってくると、いっぱい書類がたまっていましたが、その書類は一旦おいておいて、まず先に次の日の準備をしていました。

ベテランの先生に聞いたら「起きている間ずっとやってる」と言われました。つまり、朝起きてから休み時間とかもずっと考えているということです。


Q10:同僚の先生と関係を築くのに心がけていたことはありますか?

飲み会や食事会でコミュニケーションをとって仲良くなることが多かったです。


Q11:保護者対応について質問です。どのようなときにどのようなことをどんな手段で連絡しますか?

怪我の時は必ず電話していました。マイナスな時に電話がかかってくるという印象が嫌だから、いいことがあった時にも電話している先生もいました。

心がもやもやのまま帰っちゃったときも伝えていました。あとは気になったこと、例えば「水泳の授業ずっと休んでるですけど・・」なども。

チャットより

  • 私もプラスな点も伝えてました。それ以外では、子供が今後不安になるような事柄(トラブル・怪我等)は全て伝えました。
  • 私は、プラスな点も電話してましたね。

Q12:教科書は急ぎ足とのことですが、あまり理解のできていない子が出た際、限られた時間の中でどのようなカバーをしていましたか?遅れた子がいるとさらに今後の授業効率低下につながる気がします。

これを考え出すと、一斉授業から変えなきゃいけないんじゃないかと思って、『学び合い』(知ってほしい実践の2つ目)を勉強していました。

まとめ

リアルな声とリアルな実践の様子はいかがでしたか?

本サイトの管理者、篠田を中心にzoomに参加してくださった、教員の方々、教員を目指す方々の言葉から記事ができています。

今後も小学校、中学校、高校、特別支援などの様々なジャンルをテーマにした情報をお伝えしていきます。よろしくお願いします!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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