先生になることは決まったけれど、実際どんな流れで「先生」になれるのか、ご存知でしょうか?具体的なことは大学の授業等では中々手に入らない情報ではないでしょうか。
※この記事は、教員0年目サークルで行われたプロローグzoom会を基にしています。
本サイトの管理人である篠田の一個人の経験を基にした流れですが、多数の先生からも共感いただけたことから、参考になる部分があると思います!
大学生が先生と呼ばれるまで
「全てが一瞬だった」
- 勤務校へ行くと、校長先生から「何年生やりたい?」と言われた。
- 初めて先生としての生活が始まることを実感し、少し戸惑ってしまった。
この時、まだまだ大学生気分だったのだと思います。嬉しさ半分、不安半分でした。
- 職員会議では、学校の複雑なシステムが理解できないまま、いつの間にか役割が割り振られていた。
- 机やイス・下駄箱に名前シールを貼ったり、名簿やおたよりを作ったりと、色んな準備をするだけであっという間に時間が過ぎていく毎日。
担任するクラスが決まってから、始業式まで、一瞬で過ぎ去りました。
先生になった実感もないまま初日を迎えました。
- 赴任校が決まるのが3月下旬のギリギリなので、全ての先生との調整ができず、全校での時間割がまだできていない!!
- できる教科から自力で進めておいて、というスタイルだったため、パニックに。
もうパニック。
- 東京から帰ってきてまだ2週間。この大きな環境の変化、そして目まぐるしく進んでいく学校現場のスピード感に順応するのに必死でした。
- 子どもたちはとても可愛い。だけどその愛情だけでは集団をまとめられないのだと、徐々に実感していきます。
教員になる前に教えてよ と思ったこと
以上の経験から、「教員になる前に教えてよ!」と思ったことをまとめました。
- 工夫をしないと、お話を聞いてもらえなかった。慌てるだけで、何もできなかった。(聞けない雰囲気になってからでは遅かった。)
※篠田が採用していた「話を聞くルール」の一例は後編で!
- 確かにこれは当たり前かもしれない。けれど、想像できていなかった。色々な事情で、全体指示を聞いて動くのが苦手な子どももいる。
- どのように指示をするかが難しかった。
- 学級の「全て」が担任に任されていました。
- 担任の裁量の広さを知らなかった。いきなり全部を決めてやることになってしまった。
- 前もって「これはこうしよう」と考えられていないまま、子どもたちの前でその判断に迫られる、という場面が多々あった。
- これは6月の初任者研修で方法を知った!
- 評価しなければいけないことは分かっていたはずだけど、毎日の授業や生活を終えることに精一杯で、評価まで気が回っていなかった。
- テスト以外の評価の仕方を全然知らなかった。
もっと早く知りたかった…
- 始めは、丁寧に子どもの進捗にあわせていた。ある時、教科書の内容が、学期中に終わらないのではと焦った。
- むしろ、ちょっと早目くらいで進めないといけなかったことに気付いた。子どもたちのことを考えると辛かった…
- 宿題は全員が出すものだと思い込んでいた。
- その風土を作るのも担任だった。
- 宿題チェックの方法や提出のルールも決めなきゃいけない。
採用していたルールの例
- 宿題をグループごとに集めて出す。
- 誰か出していない子がいたら教えてねって言っておいた。おすすめ!
学習の身に付き方も学級運営によって変わってきてしまう。
- 学級運営がとても大切。このことについて教員になる前に学んでいたかったと強く思った。
大学生が先生と呼ばれるまで(前編)は以上です!
後編は、篠田の考える「教員志望の方に今すぐやってほしいこと」そして篠田を含む様々な先生と教員志望の学生による「Q&A」をお伝えいたします。みなさんの気になる!があるかもしれません。
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後編もお楽しみに!
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